
書名 Emprise(エンプリズ) ~現代音楽の系譜から、コンピューター・ミュージック、エレクトロニック・ミュージック、ニュー・メディア・アート、新たなパフォーマンスへの進化~ 著者 後藤 英(ごとう すぐる)
作曲家、ニューメディア・アーティスト。国際的に評価されており世界活地 で活躍。フランス語、英語、ドイツ語、日本語の4カ国語を巧みにこなし、 世界中を斬新で刺激的な作品で新たなテクノロジーと関連させて発表してい る。フランス、パリにあるポンピドゥー・センターのイルカム招待作曲家、 研究員、ボルドー芸術大学准教授を経て、現在は東京藝術大学教授。
解説
現代のエレクトリックアートが、どのような歴史をたどり、どのような技術を使って作られてきたのか。フランス在住の欧州で活躍する作曲家が自身の見聞により詳細にまとめ上げた。現代アートにおける音楽についてのバイブル。
紹介
現代のエレクトリック・ミュージックが、どのような歴史をたどり、どのような技術を使って作られてきたのか。本書では、現代音楽の系譜からはじまり、エレクトリック・ミュージックの歴史や楽器、電子機器などの経緯を総合的に解説する。コンピュータ・ミュージック時代に入ってからの流れ、現場の様子も紹介している。また、コンピュータ・ミュージックの歴史では避けて通れないプログラミング言語、Csoundについての詳細な解説もなされている。著者は、世界的な現代音楽研究所である、フランスのイルカムで教鞭をとりつつ、国際的に制作活動を続けているアーティストであり、その現場の様子などは興味深い。現代アートにおける音楽について詳細に述べられた大著。
目次
Ⅰ序章
II現代音楽から初期のエレクトロニック・ミュージックへの変遷
III初期エレクトロニック・ミュージックの楽器と歴史
IV60年代以降の現代音楽
Vエレクトロニック・ミュージックからコンピューター・ミュージックへの変遷とその楽器
VIコンピューターミュージックについて
VII最近の動向—「インターフェースやセンサーによる作曲と演奏、そしてニューメディアによる拡張」
v5章補足
vi6章補足
判型 B5判・並製・432ページ
定価 6,000円(本体)
発行・発売 株式会社スタイルノート