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BodySuit 1と2の最新のバージョン

L'homme transcendé (ロム・ トランセンデ)

後藤英 (コンセプト、音楽、Max/MSP/Jitter)
奥野衆英(ボディースーツ1・パフォーマンス: ダンス、マイム)
Bijuree (ボディースーツ2・パフォーマンス: ダンス、マイム)




BodySuitを用いた新たなパフォーマンス

BodySuit(ボディー・スーツ)は、パフォーマーが楽器の役割を果たすインターフェースを手に持つというものではなく、スーツを着て身体の動きを認知するシステム、データ・スーツの一種のである。
BodySuitを着たパフォーマー(奏者)は身体の動きによってサウンドや映像を操作することができる。BodySuitは動きを認知するモーション・キャプチャーのシステムであるし、身体による楽器とも言える。例えば、腕を曲げ伸ばしたり、ひざを動かすことによってサウンドを発したり、手首や足首を曲げ伸ばしすることにより、映像を変化させることもできる。例えばフルートやピアノのように、従来の楽器は指、手や口と息を使って演奏するものがほとんどであり、そこでは必ず物理的な限界が存在する。BodySuitは、物理的な楽器を伴わないため、従来の楽器の限界には捕らわれないのだ。つまり楽器演奏のための身体の部分が、指や口に限られることはなく動作に関しても限定されない。従って、演奏方法は身体が動く部分である限り無限である。通常の楽器と異なった身体の動きを用いることにより、発せられるサウンドも、新たな可能性を得られるのだ。
BodySuitでは、両肩をまちまちに上下させることによって音階を通常の楽器では不可能な速度で、同時に演奏することもできる。足で強く床を蹴ることにより打楽器的な衝撃音も発しながら、その音色を手首の曲げ具合で変化させることも可能だ。とりわけ、このBodySuitは身体の動きを強調しながら、音楽表現、または映像を操作することに有効である。つまり、例えばダンサーがこのBodySuitを着てダンスをしながら音楽を演奏することができる。従来では背後に流れている音楽に合わせることを強要されてきたが、BodySuitを着ることにより、ダンサーであり演奏家としてパフォーマンスできるのだ。さらに映像に関しても同様だ。このような演奏形態は、新たなパフォーマンスの可能性へと導いてくれることになる。

 

具体的なBodySuitのテクニカルな解説

BodySuitについて詳しく説明しよう。両腕の手首、ひじ、肩、両足の足首、ひざ、ももの付け根の関節部分の合計で12個のセンサーが取り付けられている。センサーは関節の曲げ具合によって電気信号を変化させる。センサーからの電気信号はIRCAMのAtoMicProによってMIDI信号に変換され、さらにMIDIインターフェースにつなげられる。そののち、CYCLING'74のMaxによってシグナルはコンピューター内で変換されリアル・タイムでCYCLING'74 MSPでサウンドが合成される。またビデオの映像は、CYCLING'74 Jitterによって変化させる。
しかし、やはりこの12個のセンサーを同時に扱うことは、パフォーマーにとって容易なことではなく、特にダンサーにとっては身体の動きを考慮しながら、サウンドを十分に制御しなければならない。そこで、コンピューター内のプログラミングの助けを借りる必要がある。例えば、Max内でマッピング・インターフェースと呼ばれるものでは、入力されたデータをサウンドやアルゴリズム生成のために適切な数値に変換するプログラミングの部分を使い、各チャンネルのオン/オフ、それぞれの数値にスケーリング、変化の具合を設定する。そのほかには、ニューラル・ネットワークのような高度なプログラミング技術によるインテリジェントな制御を行う必要がある。さらに人間の身振りと、サウンドの関係性も重要な点である。身振りに対するサウンドが単純過ぎる場合、音楽的に不十分になるケースが多く、また複雑過ぎる場合は身振りとサウンドのインタラクティブな関係性は判別しにくい。
このようにさまざまな状況と、作曲の上での構成方法によって、適切にサウンドのプログラミングの手法を判断する必要がある。





Suguru Goto - L'homme transcende´

Suguru Goto - L'homme transcende´

 

Suguru Goto - L'homme transcende´

 

Suguru Goto - L'homme transcende´

 

Suguru Goto - L'homme transcende´

 

L'homme transcende´

 

L'homme transcende´

 

L'homme transcende´

 

L'homme transcende´

 

L'homme transcende´

 

L'homme transcende´

 

L'homme transcende´

 

 

写真 : 日垣己澄


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